【岡崎高校】慶應大学総合政策学部合格体験記
2022年07月06日目次
進学校の落ちこぼれだった現役生時代
小学校・中学校は公立の学校に通っていましたが、成績は常にトップクラスでした。高校も地元で一番レベルの高い学校に進学しました。僕の通っていた高校は、全国でも東大への進学率が上位の高校です。そんな中で部活に明け暮れていた僕は、当然ながら落ちこぼれていき、クラスで最下位を争うようになっていきました。現役時代は周りに流されて名古屋大学を受験しましたが、そんな状況だったこともあり最初から浪人は覚悟していました。
浪人生の時に予備校ではなく講師会名古屋本山校を選んだ理由
浪人が決定し、どこの予備校に通うかを検討するとき、高校時代の先輩に「偏差値40を70に上げる 大学受験英語の戦略と勉強法(エール出版)」をもらいました。この本には、よくある受験本にありがちな精神論は書かれていませんでした。勉強に必要なものだけが、シンプルに書かれていました。
偏差値を大幅に上げたい、志望校に合格したい、そのために無駄なく勉強したい、という気持ちから、本を出している講師会名古屋本山校に学習相談をしました。浪人がきまったとき、予備校に行かない、という選択肢は僕にはありませんでした。というのも、浪人=大手予備校、というイメージがあり、大手の予備校に行っていないとまずいかなという不安がありました。しかし、高校時代にダラダラと勉強していたことを考えると、大手の予備校では現役時代と同様、ダラダラと勉強してしまうかもしれない、という心配もありました。
僕は、志望校に向けて妥協したくないと思うなら、塾・予備校選びは慎重にすべきだと思います。僕はこの本を読み、勉強するのは自分なんだ、ということに気付きました。予備校にも利点はありますが、とにかく無駄なく勉強していきたい、という気持ちが大きかったので、自分のペースで勉強できる、講師会名古屋本山校に入会することに決めました。講師会名古屋本山校の個別指導では、ただ勉強だけを教えてもらったわけではありませんでした。受験勉強とはどうすることが重要なのか、を教えてもらいました。そして、講師会名古屋本山校の本に書かれていた勉強法は、英語だけでなくほかの科目の勉強にも応用することができました。無駄な遠回りをしたくない、志望校へ最短で進んでいきたい。そう思う受験生には、一度読むことをおすすめします。
早稲田でなく慶応を志望した理由
浪人決定時、現状の成績で国公立大を志望するのは一浪でもかなり厳しいということは分かっていたので、私大文系のトップ、つまり早稲田大、慶應大を志望校にしようと決めました。早稲田大ではなく慶應大を志望することにしたのは、古文をやりたくなかったからです。
浪人生の4月が受験勉強のスタート
現役時代は半ばあきらめ状態で、ダラダラと勉強をしていました。浪人することになったものの、その癖はなかなか抜けませんでした。講師会名古屋本山校に通い始めてから、つまり、4月中旬から、本当の意味で受験勉強を始めたと思います。しかしそれでも最初はなかなか勉強に集中できませんでした。今振り返ると、志望校のレベルの高さに勉強量が見合っていなかったと思います。
焦らずモチベーションを上げていった浪人生活
そういう僕に、いつも名古屋本山校の先生は、「焦らなくていいよ。最初は徐々にやっていくから。自然と勉強できるようになっていくから。」と声をかけてくれました。そのおかげで、当時の僕は焦ることなく、勉強はできる時にできるだけやる、というスタンスですることができました。また、勉強しなければならないというプレッシャーを感じずにいられたこともよかったと思います。このように、最初から必死に勉強に取り組んでいたわけではありませんでしが、徐々に「分かる」とか「できている」という実感を感じるようになりました。気付いた時には1日勉強することが苦ではなくなっていました。モチベーションが知らず知らずのうちに上がってしていたんだと思います。1年間という長い受験生活において、モチベーションの管理はとても重要だと実感しました。
慶応に合格した科目を絞る勉強法
僕は私大文系の受験科目である、英語、国語、世界史のすべてが苦手科目でした。そのなかで、最初は英語のみ、しかも文法のみをやることにしました。これは名古屋本山校の個別指導で、「まずは1科目に絞る。それは科目を絞った方が志望校に向けて最短だから。」「まずは文法のみ、特に長文読解において重要な単元のみをやっていく。それが英語の偏差値を上げるのに最短だから。」と言われていたからです。これについては僕もとても驚いたのできちんと説明すると・・・
- 科目を絞った方が正しい勉強の仕方が身に付きやすく成績を上げやすい
- 1つの科目の成績が上がることで自信がつき、正しい勉強方法がつかめているため他科目の成績も上げやすくなる
- 同様に、1つの単元だけでも完璧にすることで自信をつけていく
というのが理由だそうです。(これは入会した時に渡された「講師会名古屋本山校の勉強の流れ」という紙に書かれていました。)講師会名古屋本山校の本にも、配点が高い、受験で最も重要な英語をまず上げるように、と書かれています。現役時代に国公立大を目指していて、最低でも1日に3科目は勉強するように、と言われていたので最初は戸惑いました。しかし、前にも書いたように受験勉強開始時、勉強時間の短かったため、僕は1科目しか勉強できませんでした。それでも、上の流れでモチベーションをあげていき、英語・世界史共に偏差値が1年間で20以上上がりました。
慶応に合格した科目ごとの勉強法
長文で高得点をとれるようになった英語の勉強法
文法→単語・長文の流れで勉強を進めていくのが合格に向けて最短だと思います。
文法の使用テキストは、高校リード問題集ⅠとAです。文法の学習時には、「とにかく1つずつの文法事項を完璧に」、「人に教えられるレベルまで仕上げる」ことの大切さを名古屋本山校の先生に繰り返し言われていました。そしてそれを意識していたら、まだ文法を学習しているタイミングだったにも関わらず、以前よりも模試で長文が読めるようになっていきました。長文読解のとき、文法や文構造をしっかりと意識することができるようになったからだと思います。現役時代はとにかく長文の問題数をこなすことばかりしていましたが、浪人時代は何日もかけて1つの長文を完璧にしていくようにしました。1日目に問題を解く、1文ずつ文構造、文法を考え、和訳と照らし合わせる。2日目からは何度もその英文を音読。音読すると同時に和訳が思い浮かぶようになるまで、とにかく繰り返しました。
単語帳・熟語帳は、個別指導で「複数の単語帳に取り組むよりも1冊でいいから完璧に仕上げるように。」と先生から言われていました。また、単語に関しては、1つの単語にいくつもの意味が書かれていることが多いですが、1単語につき1つの意味を覚えるのが最も良いでしょう。1つの意味でいいからまず、1冊を仕上げることで、テンションが上がり、やる気につながったと思います。
【世界史の勉強法】赤シートを活用できる問題集で偏差値20アップ
膨大な暗記事項をどれだけ早く暗記できるかが重要だと思います。僕は重要事項を赤シートで隠せる問題集で勉強しました。この1冊の問題集を少なくとも10回は繰り返しました。もともと、世界史はかなり偏差値が低かったのですが、この繰り返しにより重要事項をしっかりと頭に入れたことで、足を引っ張らない程度になりました。
次に、一通り知識が頭に入ったら、標準レベルの問題集を用いて、定着した知識とそうでない知識を仕分けしました。定着していない知識はすべてノートにまとめていきました。志望校のレベルが高いからといってやみくもに高いレベルの問題集に取り組まず、自分のレベルに合った問題集に取り組んだことで、結果的に偏差値アップにつながったと思います。
【小論文】時間をかけすぎずに取り組むのがポイント
小論文は勉強したらしただけ成績が上がる、という科目ではないので、深追いしないようにするべきだと思います。ただ、まったく勉強しなくてもなんとかなるほど甘くもありません。そのため、どれくらいやったりいのか悩む科目でした。僕は、予備校の小論文講座を受講し、基本的な小論文の書き方を学びました。そのあと、名古山本山校の個別指導で書いたものは毎回、先生に添削してもらっていました。
【全科目共通】ノート・カードの作り方
ノートは1問1答形式にしました。繰り返し見返しやすかったので、これはおすすめです。ノートは自分の知らなかった知識を集めることができる点に良さがあります。
効率よく勉強するために定期的にいれた休憩
疲れ切る前に休憩を入れるように心がけました。自分としては疲れていないと思っても、1時間半に1回は休憩を入れるようにしました。疲れ切ってしまうと回復するのに時間がかかったからです。休憩を定期的にとることで、常に集中して勉強できたことが良かったと思っています。
慶応大学に合格した英語の参考書
英語
- 高校リード問題集ⅠとA
- Nextstage(桐原書店)
- 大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル1,2,3(桐原書店)
- 集中マスター英語長文問題集レベル2,3(旺文社)
すべて個別指導で指定されたテキストです。
慶応大学を志望する受験生へのアドバイス
どの科目も、入試で必要な知識はそれほど多くありません。だから、いろいろな参考書を使うよりも、これ!と決めたものを1冊完璧に仕上げることで、本当の実力がついてくると思います。焦らず、冷静にやるべきことをこなしてください!
名古屋講師会にお気軽にご相談ください!
名古屋講師会は、愛知県名古屋市の本山で個別指導塾を運営しています。
難関国公立2次対策、医学部受験対策、難関私大対策の指導をしています。
合格実績から、偏差値が高い生徒のみ入会可能と思われがちですが、
勉強が苦手な生徒の成績を飛躍的に上げたいという思いから設立された塾であり、
偏差値50以下の受験生の指導にも力をいれています。
対面授業はもちろん、オンライン授業も行っております。
お気軽に見学予約や受講システムのご説明をご希望ください。
この記事の監修
名古屋講師会 教務部長浅木真理
大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。