2023年度藤田医科大学の入試傾向と英語の対策
2023年10月26日受験生の皆さんこんにちは。名古屋市にある講師会本山校のブログです。
受験生の役に立つ情報を発信していきます。
今日は、講師会本山校の卒業生も多く在籍する藤田医科大学の2023年度入試の傾向と2024年度の対策について紹介します。この10年、私大医学部は難化傾向にあり、早慶よりも難しいといわれることも珍しくなくなりました。藤田医科大学も20男前に比べると、入学はかなり難しくなりました。しっかりと対策をして入試にのぞみましょう。
目次
2023年度一般選抜試験の配点
- 1次試験・・・英語200、数学200、理科200(2科目選択)
- 2次試験・・・面接40点
2023年志願者数・合格数、志願者に対する合格率
入試区分 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 一次合格数 | 二次合格数 | 正規合格数 | 総合格者 | 志願者合格倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般 | 83 | 1747 | 1673 | 非公表 | 非公表 | 251 | 270 | 6.5 |
共通利用 | 10 | 702 | 699 | 非公表 | 非公表 | 33 | 48 | 14.6 |
ふじた 未来 | 12 | 167 | 165 | 非公表 | 非公表 | 15 | 17 | 9.8 |
入学者の内訳
藤田医科大学2024年度募集要項
- 細かい募集要項は必ず藤田医科大学の公式サイトにて確認してください。
- 試験日は1次試験の日程を紹介しています。
- 藤田医科大学の合格発表は掲示とHPの両方で行われます。
繰上合格について
補欠者にはそれぞれの試験の合格発表に電話で連絡があります。合格者が他大学に進学を決めると欠員が生じると、繰上合格者に電話で連絡があります。補欠者全員が繰上合格となっても欠員が生じた場合は、2次試験の不合格者に繰上合格の連絡が入ったこともあります。補欠の順位は該当者に公表されますされます。
2023年度藤田医科大学の英語の傾向
問題傾向の分析
2023年度は大問6問構成。やや難化した点は大問2の語句整序と大問5の読解分本文。例年通り、選択問題と、和訳・内容説明・英作文などの記述式問題の両方が出題される。
2017年度から2021年度までは大問構成が5問だったが、近年、問題数が増え、制限時間以内に対する問題量が増加した。
第1問は空所補充の選択問題、第2問は英作文の誤文整序、第3問は約500語の長文読解の選択問題、第4問は約550語の長文読解の選択問題、第5問は約850語の記述、選択式の長文読解問題、第6問は記述式の読解問題であった。
大問1の文法・英作文の選択問題は高校リード問題集で文法の基礎をしっかりとしあげ、ネクステージで演習をすれば充分に対応ができるが、リード問題集を抜かし、ネクステージの丸暗記をしていては対応できない。
大問3・4の読解問題は難易度は標準ではあるが、長文読解が3問あることを考えると、正しく、確実に解答する必要があり、正しく文構造を把握し、短時間で読解する力が必須である。
大問5は記述式問題で、解答の中心となる箇所を探せるようにしておくこと。そして、適切な表現で説明できるよう、要約や和訳の訓練をしておく必要がある。講師会名古屋本山校では、大問3~6が配点の大部分を占めることから、長文読解と国公立とは異なる記述式の対策に力をいれて指導をしています。
合格者平均点と得点率
合格者平均点は138.1点で約7割の得点率であった。私大医学部入試全体にいえることだが、問題量がおおいため、確実に落とさないところを落とさないという基礎力養成がもっとも大切になってくる。また、私大医学部としては記述式の割合が高いのが特徴といえる。
長文読解の出題分野と出題形式
- 人文・社会系・・・「人を満足させ長生きさせるもの」についての空所補充、内容一致問題
- 科学系・・・「ちょうの尾の役割について」の空所補充・同意語選択・内容一致
- 人文・社会系・・・「角の付いたバイキングのヘルメットの真実」についての内容説明・段落補充問題
- 科学系・・・「朝食に同じものを食べる理由についての和文英訳問題
藤田医科大学入試対策のポイント
とにかく、問題量が多い。また、下線部の和訳・内容把握の記述式解答をはじめ、内容把握、空所補充、同意語選択、など様々なパターンの問題が出題される。
記述式の箇所はしっかりと個別に訓練をする必要があるが、高校リード問題集、ネクステージ、和訳・作文記述問題のしっかりとしたトレーニングが必須です。時間的にはタイムプレッシャーを感じるほどではないはずなので、基礎力養成を着実にしつつ、早い段階で長文読解の学習に取り組み、余裕をもって記述式の対策をできるようにしておくことよいでしょう。
推奨テキスト
- 英語長文ハイパー問題集レベル2、3
- 英語長文レベル別問題集4・5
- 富田の英文解釈100
- 英語長文500
- ファイナル問題集(文法、緑のもの)
- 大矢の英作文
- 高校リード問題集
- ネクストステージ
- 英語頻出問題集
- 『ターゲット英単語1900』(旺文社)
- 『ターゲット英熟語1000』(旺文社)
記述式問題については、講師会では講師が手作りのプリントを作成し、使用しています。
藤田医科大学合格体験記はこちらからお読みいただけます。
英語の学習順序と単語帳の使い方についてはこちらからお読みいただけます。
2023年度の藤田医科大学の入試問題はこちらからダウンロードできます。(藤田医科大学公式サイト)
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難関国公立2次対策、医学部受験対策、難関私大対策の指導をしています。
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この記事の監修
名古屋講師会 教務部長浅木真理
大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。