【共通テスト対策】英語の偏差値を上げる方法と学習順序を紹介
2023年03月21日こんにちは(*^-^*)名古屋市千種区の本山駅にある個別指導塾、講師会名古屋本山校です。今日は、先日終わった大学入学共通テストの英語対策についてお話します。
目次
最短で英語の偏差値を上げる学習順序
講師会名古屋本山校は、「大学受験英語の戦略と勉強法」という書籍を出版しています。その中で、最短で英語の偏差値を上げる学習方法として、読解用英文法→文法問題用英文法→長文の順に学習し、それと並行して単語の学習をするように紹介しています。長文での高得点を狙うためにこの学習順序を推奨していますが、大学共通テストにもあてはまるかどうか解説していきます。
大学共通テストの英語の特徴3つ
文量が多くスピードが勝負
新しく始まった大学入学共通テストはリスニングと長文のみ出題され、単独の文法問題が出題されません。また、とにかく、非常に長文の文量が多い、これが特徴です。執筆している2023年の時点で、3年連続、分量が多いという傾向が続き、共通テストの特徴として安定したという感想です。
リスニングの配点は高くなった?
また、大学共通テストの配点は
リーディングが100点 リスニングが100点
です。ということは、リスニングの配点が飛躍的に上がった。リスニングをとにかく頑張らないと!と思っていませんか?実は、リーディングの100点とリスニングの100点がそのままの点数で扱われるわけではありません。各大学により、得点の圧縮があり、配点比率が異なります。
英語の得点圧縮の例
それでは、各大学の圧縮比率を募集要項で確認していきます。
名古屋大学・・・大学入学共通テストの「外国語」の英語は、リーディングとリスニングの配点比率を「3:1」とし、リーディングは150点満点に、リスニングは50点満点にそれぞれ換算し、合計点を200点満点とします。
三重大学・・・大学入学共通テスト「英語」は,リーディングとリスニングで構成され,配点はリーディングが100点,リスニングが100点となっていますが,本学では,英語の4技能すべての土台となる文法力・語彙力の確実な修得を重視することとし,「リーディング」と「リスニング」の配点比率を,「2:1」とします。
岐阜大学・・・大学入学共通テスト「外国語(英語)」の配点はリーディング100点、リスニング100点ですが、本学では、リーディングとリスニングの配点比率を3:1とします。
リーディングとリスニングの得点比率は
名古屋大学 3:1
三重大学 2:1
岐阜大学 3:1
ということになります。
つまり、合否を分けるのどの上記の大学でも長文読解の得点です。これを知らずにリスニングの練習ばかりしていては非効率です。募集要項はしっかりと確認しましょう!ちなみに、広島大学はリスニングとリーディングの得点率は1:1ですが、広島大学のケースは稀です。多くの大学で、リーディングの配点が高く設定されています。
※上記の配点は執筆時のものです。必ず、自分の受験年度で調べておきましょう。
共通テストのリスニングの難易度・いつから始める?
センター試験に比べ共通テストの中での配点が高くなったリスニングですが、難易度はどうかというと、ほとんどの受験生が「簡単だった」という回答でした。共通テストレベルのリスニングであれば、基礎から順に大学入学共通テスト用のリスニング問題集を自宅で取り組めば、しっかりと得点することができます。また、既に述べたように得点が圧縮されることが一般的です。焦らず高3の春ごろから取り組んでみてください。
合否を決めるのは長文読解力
リスニングの難易度、得点圧縮を考えると、殆どの大学で合否を決めるのは長文読解力ということがお分かりいただけたかと思います。この点は、【大学受験英語野戦略と勉強法】が出版された時から変わりがありません。つまり、長文読解力を養うために効率の良い学習順序は最初にご案内したとおり、
読解用英文法→文法問題用英文法→長文の順(併行して単語)です。
ただし、大学入学共通テストでは単体の文法問題が出題されなくなりました。そのため、文法問題用英文法の出題がありません。具体的にいうと、ネクステージの一部の問題が不要となりました。ただし、ネクステージの中にも、読解用英文法と関連する問題があります。また、二次試験に必要なものもあります。このような問題は、講師会名古屋本山校では抜粋して生徒に取り組ませています。学習すべきことがなにか、事前に調べて最短距離で勉強をするようにしてください!
以上が、大学入学共通テストに対応するための英語学習の変更点です。
参考にしてみてください。
なお、英文法を学習するときは長文読解に役立つように文構造を確認するという大切な作業があります。この点は、【大学受験英語の戦略と勉強法】で紹介しています。こちらをお読みください。
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名古屋講師会は、愛知県名古屋市の本山で個別指導塾を運営しています。
難関国公立2次対策、医学部受験対策、難関私大対策の指導をしています。
合格実績から、偏差値が高い生徒のみ入会可能と思われがちですが、
勉強が苦手な生徒の成績を飛躍的に上げたいという思いから設立された塾であり、
偏差値50以下の受験生の指導にも力をいれています。
対面授業はもちろん、オンライン授業も行っております。
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この記事の監修
名古屋講師会 教務部長浅木真理
大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。