愛知医科大学の傾向と対策
目次
《英語》
レベル: やや難
問題量: 標準
出題形式: 記述形式とマークシート形式
読解問題4題、文法・語法問題4題という構成が2010~2014年度まで続いている。それぞれの長文の語数は約300~500語前後と短め。読解問題の文章のテーマは医学、医療、科学系だけでなく多岐にわたるため、あらゆるジャンルの文章を読んで対策をしておくと良い。英文和訳、単語補充などの記述形式の出題があるが、マークシート形式の出題がメインである。文法問題では、誤文訂正が例年出題されていたが、2014年度は代わりに欠文・欠語補充に変更された。発音・アクセント問題は例年出題されていない。読解問題、文法問題どちらにおいても語彙を問われる設問が多いため、読解問題対策をしながら語彙力を強化していく意識が必要である。
《数学》
レベル: やや難
問題量: 標準
出題形式: 記述形式
2009、2011、2012、2014年度は大問5題、2010、2013年度は大問4題。場合の数・確率、数列、積分が頻出単元である。問題レベルは標準~やや難の問題で構成されている。標準レベルの問題はミスなく短時間で解答し、やや難の問題に時間を回せると良い。数学を得点源にしたい場合は、『青チャート』のEXERCISE までしっかりと仕上げておく必要がある。全問記述形式であるため、過去問を使って問題形式に慣れたら、さらに国公立大の過去問で演習をしても良いだろう。
《化学》
レベル: やや難
問題量: 多い
出題形式: 記述形式
例年大問4題。理論分野からは、酸化・還元、中和滴定、化学平衡が頻出である。標準問題が多いが、中には応用力が必要な問題も含まれている。煩雑な計算も稀に出題されるので演習しておく必要がある。無機分野からは、典型元素、非典型元素問わず標準レベルの問題が出題されている。有機分野からは、天然有機化合物からの出題が目立つ。全体的に応用力を要する問題が多い。理論分野、有機分野については、特別な対策は必要ないが、標準的な問題をこなすとともに、『重要問題集』Bレベルの問題まで演習しておくと良い。
《物理》
レベル: やや難
問題量: 標準
出題形式: 記述形式
例年大問3題。力学、電磁気学、波動のそれぞれから1題ずつ出題されている。熱力学からの出題はここ数年見られない。ただし、いつ出題されてもおかしくないので準備はしておいたほうが良い。力学、電磁気学、波動は満遍なく出題されている。大問ごとに難易度がバラバラのため、最初に問題にさっと目を通し、簡単な問題から解いていくことが賢明である。難しい問題は誘導問題になっていることが多い。いかに誘導に乗れるかが重要である。標準レベルの問題集を仕上げてから、国公立大の過去問を使い、誘導形式の演習をすると良いだろう。
《生物》
レベル: 標準
問題量: 多い
出題形式: 記述形式
例年大問4題。動物の反応、タンパク質、遺伝からの出題が多い。問題は標準レベルが多いが、やや難の問題も含まれている。まずは標準レベルの問題集を一冊しっかりと仕上げ、それから過去問などを使い、やや難の問題演習を繰り返すと良い。図やグラフから考えさせる問題や計算量の多い問題も含まれている。形式が国公立大の問題に似ているので、国公立大の過去問を使って、演習することも対策として良いだろう。
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この記事の監修
名古屋講師会 教務部長浅木真理
大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。