獨協医科大学の傾向と対策
※執筆当時のものです。最新版は勉強法・対策で紹介していきます。そちらを参考にしてください。
目次
<英語>
レベル:難
問題量:非常に多い
出題形式:マークシート形式
読解問題と文法問題が2~3題ずつという一般的な構成が続いて、2013年度以降会話文1題が追加となった。一部の読解問題の文章の語数が約1500~1750語と非常に長いことが特徴的であり、年々語数が増加している。一方で、約300~450語と標準的な語数の読解問題も出題されている。読解問題の文章のテーマは医学、医療、科学系だけでなく多岐にわたるため、さまざまなジャンルの文章を使って対策をしておくと良い。1題目の長文の長さに圧倒されないように長い文章を読む練習を積んでおく必要はあるが、英文のレベルはそれほど高くはない。文法・語法問題は基本的なレベルである。センター試験の第6問レベルと量の文章を正確かつ高速に読んで全問正解できる力をつけてから、さらに長い長文を読む練習をすると良い。
<数学>
レベル:標準
問題量:標準
出題形式:マークシート形式
大問5問。極方程式がよく出題される。平均値の定理、関数の連続性・微分可能など、入試問題としてはあまり見かけない単元からの出題もある。数学的帰納法が出題されたこともある。難易度としてはセンターレベル。形式もセンター試験と同様、誘導問題である。解答がマークシート形式であり、また試験時間が短いため、高速かつ正確に計算する力をつけておく必要がある。「解法が分かったから大丈夫」ではなく、解答を最後まで導き出せるところまで取り組むことが大切。効率の良い計算方法も考えておくと良い。解法によっては計算を短縮できることもあるので、自分の解法が正しかったとしても問題集の別解も積極的に参考にすると良い。
<化学>
レベル:やや難
問題量:非常に多い
出題形式:マークシート形式
大問は5題。理論分野からの出題が多い。特に化学平衡や気体に関する問題は頻出である。また、有機分野の構造決定も頻出である。試験時間に対しての問題量が多く、かなりの解答速度が要求される。問題文を速く読み、要領よく解く必要がある。知識問題から解いていき、複雑な計算問題は後回しにする方が良いだろう。自治医科大や東京医科大などマークシート形式の大学の過去問で制限時間を短めに設定し、演習を重ねると良い。
<物理>
レベル:標準
問題量:標準
出題形式:マークシート形式
毎年、大問は5題。力学、電磁気学、波動、熱力学、小問集合からそれぞれ1題という構成になっている。力学からは、運動方程式、仕事とエネルギー、円運動、単振動がよく出題されている。電磁気学からは、満遍なく出題されている。波動からは、音波、光波の出題が繰り返されている。基本的な問題が多く、比較的取り組みやすい。日頃から標準レベルの問題集を何度も繰り返し、公式を自由に扱えるようにしておくと良い。大問5題で試験時間が50分のため、あまり時間に余裕はない。過去問を使って、形式に慣れておく必要がある。
<生物>
レベル:標準
問題量:多い
出題形式:マークシート形式
毎年大問5題。どの年も満遍なくあらゆる分野から出題されているが、遺伝、タンパク質からの出題が多い。ほとんどの問題が基本~標準レベルの問題で構成されている。合格点を取るために、基本問題では取りこぼしのないようにしたい。また、ここ数年では計算問題が増加傾向にあるため、いかに正確に速く計算処理が出来るかがポイントとなる。試験時間に対して問題量が多いため、日頃から、標準的な問題集を使って計算力を鍛えておく必要がある。演習の際には式を立てて終わりではなく、最後まで解き切って計算結果を出すことが大切である。
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この記事の監修
名古屋講師会 教務部長浅木真理
大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。