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【明和高校】弘前大学医学部合格体験記

2023年05月16日

現役時代の学力と志望校

明和高校では、勉強をさぼっていたわけではありませんでしたが、成績は校内で真ん中くらいでした。とても、現役で医学部に合格できるような学力ではありませんでした。しかし、親から「1年までなら浪人を認める」と言ってもらえたので、現役時代も医学部を受験しました。当然、現役時代の受験校はすべて不合格でした。

浪人をすることになったとき、それまでの自分の勉強に限界を感じていました。「このままのやり方で浪人したとして、1年後に確実に合格できるきがしない」と考えていて、正直、不安しかありませんでした。そのため入試で特に重要な英語と数学については、しっかりとカリキュラムをたててくれ、私の理解度と進度、志望校に合わせて効率よく勉強するサポートをしてくれる個別指導を受けたいと思い、講師会名古屋本山校に入会しました。

医学部を受験することになった経緯

受験生になる前からずっと医師になりたいと思っていたため、志望学部は医学部一択でした。浪人は1年だけという制限があったため、成績が上がらない時などしんどい時もありましたが、勉強に対する集中力は切らさずに医学部合格という目標に向かうことができていたと思います。

最終的な受験校は、共通テスト後のリサーチを踏まえ、個別指導や予備校の先生と相談して決めました。共通テストで失敗してしまったため、倍率と二次試験の配点が自分に有利(導入して間もない、英語中心の総合問題だったこと・面接の配点が高いこと)な弘前大学を受験することにしました。

弘前大学医学部に合格するための受験計画の立て方

「今日はこれをする、明日はこれをする」、とあまり細かい計画を立てても計画通りにいかないことが多いし、予定通りにいかなかったからとモチベーションが下がるのはよくないと思いました。それで、ざっくりと「いつまでに何を終わらせるか」を計画し、そのざっくりとした計画にあわせて細かい計画を少しずつ立てるようにしました。

 細かい計画のターンを何回か繰り返すと、自分がなんとなく停滞したりだらけたりする時期が分かってきました。そういう時は無理しすぎずに律することができるよう、ほどよく融通の利く計画を立てられるように工夫しました。具体的にいうと、私は化学と数Ⅲが好きだったのでだれている時にそれらの科目の割合を増やし、気持ちが戻ってきたら減らした科目を増やし、化学や数学を減らすようにしていました。

答えを導くまでのプロセス疎かにしてはいけない

 現役時代は自分の思考パターンの分析は一切しておらず、とにかく量をこなして解法や文法を覚えることにばかりに注力していました。そのため、何ができていないのかはわかていましたが、なぜできないかがわからりませんでした。また、問題を見て思い浮かぶ解法のパターンが少なく、正解にたどりつける解法を選択できずに行き詰まることが多かったです。

講師会名古屋本山校の初回授業で、「なぜこの解法を選んだのか?」、「どのようなプロセスでこの答えを導いたのか?」を詳しく聞かれ驚きました。そして自分の思考が整理され、自分が今までいかに考えずに問題を解いていたのかが浮き彫りになりました。改善点、問題との向き合い方を理解することができたのが浪人生活のスタートでした。
理想的な浪人生活のスタートを講師会名古屋本山校の個別指導を受けたおかげで切れたと思っています。こういうことは個別指導でなければ難しいと思うので、予備校と名古屋本山校の個別指導を併用してよかったと思っています。

数学は正しい解法を選択できるようになり力がついた

名古屋校の医学部書籍にも書かれていますが、数学の成績をあげるのに最も大切なことは「ミスをしない」ことです。そのためには、正解するまでのプロセスが問題を見たときに見通せるぐらいの力をつけておく必要があります。

数学は理系科目の中でも覚えるべき公式や解法が多く、問題を見てすぐに解き始めると後でつまりがちです。私も現役時代はそうでした。どの解法がよいか検討して、正解にたどりつくのに簡単な、計算が楽な解法を選ぶ必要があります。

講師会名古屋本山校の個別指導では、数学は「問題を見て5~10分、解法をじっくり検討するように」というのを繰り返し先生に指導されました。そして、間違った問題は答案を細かくチェックされて、どうしてミスしたのかを指摘してもらいました。また、私はミスが人一倍多かったので自分の間違えがミスだったかそうでないかを見極め、ミスの種類についてもいくつか分けて、今日はこの種類のミスがなくなるように、といった目標を事前に決めてから演習に取り組むようにした。

正しい解法を暗記するだけではなく、上に書いたアプローチを繰り返ししてもらえたことで、偏差値がぐっとあがりました!

二次試験直前の英語の勉強法 

二次試験は英語が中心だったため、共通テスト後は英単語の勉強と、講師会名古屋本山校の先生が設定してくれた個別指導で行っていた演習の復習を何度もしていました。復習を何度もすることで、それまで学習してきたことをしっかり定着して当日、力が発揮できたと思います。
 
個別指導で演習していた内容とは、自分の作成した記述式の答案をみて、「どこに得点がつけられているか」を確認することです。特に和訳問題では、「どの文法事項に点数がつけられているか」を何度も確認され、その点をアピールすることで得点できる答案を作成できるようになりました。また、満点を目指すために重箱の隅をつつくような勉強をしないようにとも指導されていました。単語帳を必要以上に何冊も取り組む時間があるならば、得点できる記述式の回答の作成を演習したほうが合格点をとれるとも教えてもらいました。こういうアドバイスがあったため、直前期は得点に結びつく演習に時間をさくことができました。

英語と数学の問題集の活用法

理系科目は高校の頃使っていた参考書を何回も復習しました。とくに、類題や、問題文は似ているけれども、解法が全く異なる問題に注目しながら解くようにしました。これをすることで、複数の解法の中から、正解できる解法を選択できるようになりました。

英語は、1日に最低1つの長文を読むようにしました。本当に簡単な基礎から読み始め、だんだんと難しいものをよんでいきました。「1冊のテキストを完璧に」、「人に教えられるレベルまで」と講師会名古屋本山校の先生に何度も何度も個別指導で言われていたので、長文についても何度も復習をし、完璧になるまでしあげました。長文のテキストをどんなふうに完璧に仕上げるかは、他の人の合格体験記によく書かれているので、そちらをみてください。私以外のみんなも同じように問題を解くだけでなく、あの手この手でテキストを深いところまで理解させてもらう個別指導をうけていたんだなと、他の人の合格体験記を見て思いました。

浪人時代使用した参考書・問題集

英語

  • 高校リード問題集英文法Ⅰ、英語A
  • 大学入試英語長文ハイパートレーニング レベル2(桐原書店)
  • 富田の英文解釈100の原則(大和書房)
  • 大学入試よく出るテーマ読み解き英語長文500(旺文社)
  • 大学受験のための英文熟考(旺文社)☆
  • 大矢復英作文講義の実況中継(語学春秋社)
  • 「京大」英作文のすべて(研究社)☆

数学

  • 青チャート(数研出版)

英語は個別指導で先生に実力を見てもらい、必要な問題集を適宜指示してもらいました。☆はすべてではなく、名古屋本山校の先生から指示された問題のみ扱いました。長文の問題集の使い方のポイントは、解き進めて解答を読むだけだなく、指示された重要な文章の和約に取り組むことです。これが二次試験の対策になりました。国公立を目指す受験生は絶対に必要な演習です。

共通テスト対策

共通テスト対策は11月頃から特に集中的に取り組みました。共通テストだけが目的でなく、基礎の定着度を測るためにもセンター試験時代のものも含めて過去問と予想問題集に取り組みました。結果として高得点は取れませんでしたが、自分の手応え的には現役時よりも大きく理解度が上がった状態で受けることができたました。特に理科は、直前期に過去問を20年分ほど解き、できたところ、できたけどわからないところ、わかるけどうまく説明できないところ、全くわからないところに分けて復習し、紙にまとめて試験時間のギリギリまで確認できるようにしました。これがとても効果があったと思っています。

二次試験の内容

二次試験本番は試験時間ギリギリまで英単語と文法の確認をしていました。講師会名古屋本山校のオリジナルプリントの重要なポイントで忘れていることを洗い出して紙にまとめていたのでそれを使いました。総合問題は時事ネタも取り扱うかも、と思い、問題の傾向も1年前の問題から予測していたら、予想と全く同じ問題が出たので少し落ち着いて解くことができました。出題形式が変わっていたため若干動揺したが、何を問われているかを冷静に見極めながら解いていきました。

面接は変わった質問が多く、用意していた質問に対する答えは1つしか使えませんでした。青森県や地元、医療について自分で調べ、得た知識の中からひねり出して、相手に伝えようという気持ちを持って丁寧に答えるように努めました。単純な言葉での表現になってしまい、手応え的には知性のかけらもない面接だったと思いましたが、難しい言葉よりは相手が理解しやすかったし、気持ちを伝えられたと今となっては思います。

浪人は一年までという約束と併願校の決め方

なんとしてでも医学部に行きたかったので、もし1年浪人してもだめだったら自立したときに再挑戦しようと思っていました。医学科以外は絶対に受かるという自信のあるところに共通テスト利用で出願しました。一校合格したことで、親との「浪人は1年まで」という約束にけじめをつけることができました。共通テスト利用は試験を受けに行く労力がかからないし、自己採点が正しいか確認するためにも使えます。出願してよかったと思います。

医学部や国公立を志望する受験生へ

合格するには戦略、研究、努力が必要です。戦略、研究、努力次第で医学部に合格できる可能性は大きく変わります。自分のやりたいこと、できることをうまくすりあわせながら受験校を決め、モチベーションを高くもちつづけて受験勉強を頑張ってください。また、現役時代に合格できなかったのであれば、自分の勉強の何がいけなかったのか、はっきりさせてから浪人生活をスタートさせた方が有利です。現役時代の勉強の延長線上にならないように、努力してください。

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名古屋講師会は、愛知県名古屋市の本山で個別指導塾を運営しています。
難関国公立2次対策、医学部受験対策、難関私大対策の指導をしています。
合格実績から、偏差値が高い生徒のみ入会可能と思われがちですが、
勉強が苦手な生徒の成績を飛躍的に上げたいという思いから設立された塾であり、
偏差値50以下の受験生の指導にも力をいれています。
対面授業はもちろん、オンライン授業も行っております。
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この記事の監修

 名古屋講師会_浅木真里

名古屋講師会 教務部長浅木真理

大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。

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