金沢医科大学の傾向と対策
※執筆当時のものです。最新版は勉強法・対策で紹介していきます。そちらを参考にしてください。
目次
《英語》
レベル: 標準
問題量: 多い
出題形式: マークシート形式
読解問題重視で、例年読解問題が3~4題出題されている。医学、医療、科学系の内容が多いが、専門知識がないと解けない問題では決してない。その他には会話文、文法・語法問題、発音問題が出題されている。問題は全体的にセンター試験と同程度、あるいは少し易しいくらいのレベルの問題がメインとなる。ただ、試験時間に対して問題量がやや多い。合否を大きく左右するのは読解問題であるため、文法・語法問題などに時間をかけ過ぎないようにして、読解問題の時間をしっかりと確保することは必須である。
《数学》
レベル: 標準
問題量: 標準
出題形式: マークシート形式
2011年度までは大問2題で小問集合、2013年度までは大問5題。2014年度は大問4題。問題量に変更が多いためあまり決めつけないほうが良いだろう。図形と方程式、ベクトル、微分・積分が頻出単元である。図形絡みの問題も多く出題されている。難易度も年によって変動がある。2013年度は問題量が多く高得点を取るのは難しかったが、2014年度は高得点を取った受験生は多くいただろう。誘導にのって解いていく問題もよく出題されるため、過去問やセンター試験過去問を使って演習を繰り返し、慣れておく必要がある。
《化学》
レベル: 標準
問題量: 標準
出題形式: マークシート形式
例年小問集合で、20問前後の出題である。理論分野からは、化学結合、希薄溶液、中和反応がよく出題される。無機分野、有機分野からは、ほとんどの分野から満遍なく出題されている。合格するためには高得点が必要となる。計算問題に関して問題レベルは標準的なのでミスをしないことが重要となる。正誤問題の正答率が合否の分かれ目になるだろう。細かい知識まで問う問題が多いため正確な知識が要求される。難しい問題を演習する必要はないが、基礎・標準レベルの問題を繰り返し、しっかりと知識の定着をさせておきたい。
《物理》
レベル: 標準
問題量: 標準
出題形式: マークシート形式
2013年度までは大問4題、2014年度は大問3題。力学、電磁気学は頻出であり、熱力学と波動は年による。2013年度まで計算問題が多かったが、2014年度はあまり見られなかった。力学からは、運動量、仕事とエネルギー、電磁気学からは電場と電位、磁場・電磁誘導がよく出題されている。
第6章 ターゲット19 校大学別カリキュラム基本~標準レベルの問題が多く、難問はほとんど見られない。合格するためには高得点が必要となる。まずは、標準レベルの問題集一冊をしっかりと仕上げることが重要である。差がつくとすれば計算問題である。日頃の学習から式を立てて終わりではなく、最後の答えまでしっかり出す訓練をしておくと良い。
《生物》
レベル: 標準
問題量: 標準
出題形式: マークシート形式
2012年度までは全て小問集合であったが、2013、2014年度は形式が変わって大問3題になった。出題分野として偏りはなく、満遍なくあらゆる分野から出題されている。難易度は年によってばらつきがあるが、基本~標準レベルであり、合格するためには高得点が必要となる。標準レベルの問題集一冊をしっかりと仕上げ、苦手分野をなくしておくことが重要である。易しい問題を高速で正確に解き、どれだけ難しい問題に時間が回せるかがポイントとなる。
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この記事の監修
名古屋講師会 教務部長浅木真理
大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。