岩手医科大学の傾向と対策
※執筆当時のものです。最新版は勉強法・対策で紹介していきます。そちらを参考にしてください。
目次
《英語》
レベル: 標準
問題量: 少ない
出題形式: 記述形式
読解問題2題、文法・語法問題2題、英作文(和文英訳2問)という出題傾向が2009~2014年度まで続いている。英文和訳や和文英訳などが記述形式で、その他空所補充などが記号選択形式の出題である。読解問題の文章のテーマは多岐にわたるため、あらゆるジャンルの文章を読んでおくと良い。全体的に比較的易しく、問題量も少なめだが、英文和訳と和文英訳の問題で実力の差が出るようになっている。基本~標準レベルの英文を正しく文法的に読み書きするための、土台となる基礎力をつけることが重要である。
《数学》
レベル: 簡単
問題量: 標準
出題形式: 記述形式
大問3問。場合の数・確率、微分・積分からの出題が多い。難易度はセンターレベル。形式もセンター試験と同様、誘導問題のため、獨協医科の過去問やセンター試験の過去問を用いて誘導問題に慣れておくと良い。解答がマークシート形式で、制限時間が短いため、高速かつ正確に計算する力をつけておく必要がある。演習時には、「解法が分かったから大丈夫」ではなく、答えを出すところまで取り組むことが重要である。効率の良い計算方法に慣れるためにも、図形やグラフを正確に書くことで計算が短縮できることもあるので、問題集の別解も積極的に取り入れると良い。
《化学》
レベル: 標準
問題量: 標準
出題形式: 記述形式
例年大問5問。以前は理論分野の計算問題がよく出題されていたが、ここ最近は有機分野からの出題も増えている。とくにアミノ酸、タンパク質、糖類の高分子化合物は頻出である。高分子化合物の重合度を求める問題などの演習を繰り返し学習し、得点源にしておきたい。知識問題に関しても細かいところまで問われることがあるため、基本知識が身についてから教科書の欄外まで目を通しておくと良い。また、難易度が高めの大問が1~2題含まれているので、難易度の低い大問から解き始め、難易度の高い大問に時間が回せると高得点が狙える。
《物理》
レベル: 簡単
問題量: 標準
出題形式: 記述形式
例年大問3題。力学、電磁気学は必ず出題され、もう1題は原子または熱力学のどちらかから出題される。力学からは、等加速度運動、運動方程式、仕事とエネルギーがよく出題されている。電磁気学からは、磁場・電磁誘導、交流回路・電気振動がよく出題されている。基本~標準レベルの問題がほとんどで難問は見当たらない。合格するためにはかなりの高得点が必要となる。標準レベルの問題集を何度も繰り返し、公式の覚え忘れなど、もれのない学習をしておくと良い。単位の付け忘れなどのケアレスミスも命取りとなるだろう。日頃からミスを減らすよう意識して学習すると良い。
《生物》
レベル: 標準
問題量: 少ない
出題形式: 記述形式
例年大問3題。遺伝、タンパク質、動物の反応からの出題が多い。ほとんどの問題が基本~標準レベルとなっており、難問は見あたらない。そのため、合格するためには高得点が必要となる。教科書と標準レベルの問題集一冊をしっかり仕上げて、苦手分野をなくしておく必要がある。計算問題や論述問題でミスをしないことも、合格点を取るためには気をつけなければならないポイントである。日頃からミスをしない意識を持って演習を繰り返すことが大切である。
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この記事の監修
名古屋講師会 教務部長浅木真理
大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。