【私大医学部受験】解法パターンの定着とミスを防ぐコツ!学習順序も解説!
2023年04月05日こんにちは(*^-^*)名古屋にある大学受験の個別指導塾の講師会名古屋本山校です。
地下鉄東山線本山駅より徒歩3分、「偏差値40を70にあげる大学受験英語の戦略と勉強法」 「私大医学部19校最短合格マニュアル」などを全国出版しています。
完全少人数制ですが、多数の国公私立医学部、早慶、GMARCH、関関同立への合格者を出しています。学習相談も受け付けています。ご希望の方はHPよりご連絡ください(*^-^*)
目次
私大医学部に合格するためには
この記事では、講師会名古屋本山校がターゲット19校として位置づけ、重点指導校としている私大医学部の数学で合格最低点をとるためのコツを紹介します。愛知医科、岩手医科、金沢医科、川崎医科、北里、杏林、近畿、久留米、埼玉医科、聖マリアンナ医科、帝京、東海、東京医科、東京女子医科、獨協医科、日本、兵庫医科、福岡、藤田医科がターゲット19校です。
私大医学部に合格するための数学の力とは?
数学は1題の配点が高いため、入試科目のなかで最も点数に差がつく科目です。兵庫医科など、私大医学部の中で合格点がさほど高くない大学もありますが、ほとんどの私大医学部に合格するには高得点が要求されます。私大医学部の数学は、試験時間に対して問題量が多く、標準レベルの問題が多いことが特徴です。試験時間内に確実に得点を重ねられるよう、ミスをしない基礎力こと、力技でしない効率のよい計算力が必要です。
数学の基礎力とは
数学の基礎力とは、典型問題の解法パターンを確実にみにつけていることです。入試の典型問題はチャート式の例題ですべて網羅されています。私大医学部に合格するために数学で高得点を狙うには、まず、チャート式の例題を徹底的にマスターしましょう。どれぐらいのレベルまでしあげるかというと、人に説明できるレベルまで、今解いている基本例題、(重要例題)がどのページにあったか覚えてしまうレベルまでです。何度も繰り返し、解法を定着させましょう。解法の定着に不安がある場合、例題の下についているプラクティスに取り組んでみましょう。数列、ベクトル、微分・積分などは自分だけでは理解、定着させにくい単元です。そのような単元は、学校または塾、予備校の先生に個別にしっかりと教えてもらいましょう。解法の定着は、出来れば9月末まで、遅くとも10月末までには終わらせましょう。数学で高得点をとるには、この解法の定着が最も重要で、数学の基礎力の土台となります。
私大医学部に合格するための効率のよい計算力とは
私大医学部に合格するための効率のよい計算力とは、ただ単に、足し算、引き算などの四則計算が速いということではありません。1つの問題に対していくつもの解法が頭に浮かぶ力があること。その中で、最後の解答に至るまでに、1番速く楽に計算を進められる解法を選択できる力があることです。この力があれば、計算ミスを減らすことができます。
効率のよい計算力をみにつけるために
いくつもの解法の中から、最も楽な計算式で正解にたどりつく解法を選択できる力をつけるためには、まず、典型問題の解法を徹底的に定着させましょう。問題集はチャート式を使用します。チャート式で典型問題の解法を徹底的に習得すればするほど、様々な解法パターンを選択肢としてあげることができ、より適切な解法を選択できるようになります。例えば、最小値を求める問題が出題された場合、平方完成、微分、相加相乗平均、三角関数の合成などのいくつか考えられる解法パターンを選択肢に上げることができ、そしてその選択肢の中から、最も楽な解法を選択することができます。
黄チャートと青チャート、どちらを使用するか
私大医学部の入試問題は標準的とかきましたが、実はここ10年、問題の難易度が少しずつ難化してきました。以前は、黄色チャートをしっかりと仕上げれば合格できましたが、近年はそれでは合格できません。青チャートの例題で典型問題の解法を学習しなければ、合格できない難易度になってきました。
少子化の影響で入試の倍率は低くなりましたが、入試問題自体はどんどん難化しています。というのも、受験生が全体的に10年前よりも熱心に受験勉強に取り組むようになったからだといわれています。少子化だからときをぬかずに、しっかりと基礎をつみあげ、実力をつけていきましょう。
解法定着後にすべきこと
解法定着が終わったら、チャート式のエクササイズ、過去問を使用し、演習を進めていきます。すぐに解法が思い浮かばない場合でも15~20分は考えるようにしましょう。。私大医学部の入試問題は標準的とはいえ、試験当日は見慣れない問題も出題されます。見慣れない問題が解けるかどうかが合否に大きく影響します。演習時、すぐに答えを見ずにしっかりと思考して解く訓練をすることで、試験当日、見慣れない問題への対応力を発揮できます。演習時は、今までチャートで覚えた解法を思い出しながら、必ず手を動かし、自力で答えを導き出すつもりで取り組みましょう。入試問題は、必ず答えが出るようにできています。簡単にあきらめずに、じっくりと考える習慣をつけましょう。
間違えた場合、どこから解き直すか
問題を間違えた時、解ききれなかったときは、どこで詰まったのかを解答を見てしっかりと明確にしておくこと。解法が思いつかなかった場合は、チャートの例題に戻り、該当の例題を確認します。これを繰り返すことにより、定着していない解法が何か自覚することができます。また、正解した問題でも、解答のほうが効率が良い場合、それを自分のものにしておきましょう。尚、途中でミスした場合、もう一度最初から解きなおすのではなく、自分の解答のどこでミスしたかを探すことが重要です。受験生それぞれに間違い方に癖があります。どこでミスしたか認識しておかないと何度も同じミスを繰り返してしまいます。不正解だった場合、ついつい、正しい解答ばかりじっくり見る受験生がよくいますが、見るべきは自分が間違った回答です。どこで間違ったのか、なぜ間違ったのか、その理由を明確にすることで力がつきます。
なぜケアレスミスをするのか
ケアレスミスをゼロにすることは不可能ですが、ケアレスミスをする確率はできる限り下げていく努力は必要です。文字の綺麗さ、式の綺麗さ、受験生の性格、その日の体調など、ケアレスミスの要因は様々あります。ただ、一番の要因は目の前の問題に対して余裕がないことです。この余裕のなさが、ミスを誘発させます。問題を見てすぐに解法が浮かび、答えまでの道筋がたてば、あとは計算に集中することができます。それができれば自ずとケアレスミスも減っていきます。ミスをしない力、計算力をつけて本番の試験に挑みましょう。
私大医学部の数学頻出単元と解法定着(チャート式)の学習順序
近畿大学、帝京大学を除いて、私大医学部では数Ⅲからの出題が多くを占めます。なかでも微分・積分は最頻出単元です。ある程度基本が出来ている場合は、数Ⅰから順番に進めるのではなく、重要単元から進めていくことをおすすめしています。知識がほとんどゼロに近い場合は、いきなり微分・積分に取り組むのは難しいため、数Ⅰの数と式から進めるといいでしょう。その場合も、ただ前から順番にⅠ→A→Ⅱ→B→Ⅲと進めていくのでは効率が悪いので、以下におすすめ進度を書いておきます。参考にしてください。
基礎学力(解法定着)を養うための学習順序
社会人入試、文系出身者、数学に苦手意識がある受験生
勉強にブランクがある、または文系出身者、数学に苦手意識がある受験生は、まずはチャートを使用し、解法パターンを徹底的に習得していきます。学習順序は、下記の通りです。1年での合格を想定してカリキュラムを組んでいるため、かなりハードです。焦らず、終了目安時期に固執せずに、各単元、しっかりと理解できてから先に進んでください。
- 数Ⅰ・Ⅱ 数と式・いろいろな式
- 数Ⅰ 二次関数 4月末終了目安
- 数Ⅱ 図形と方程式
- 数Ⅱ 微分・積分 5月末終了目安
- 数Ⅱ 三角関数
- 数Ⅱ 指数・対数 6月末終了目安
- 数B 数列
- 数Ⅲ 極限 7月末終了目安
- 数Ⅲ 微分・積分 8月末終了目安
- 数C ベクトル
- 数C 複素数平面 9月末終了目安
- 数A 確率
- 数C 二次曲線
- 数Ⅲ 無理関数
- 数B 統計的な推測 10月末終了目安
数学を一通り学習し終えている浪人生の学習順序
一通り、数学の学習をし終えている浪人生は、講師会名古屋本山校の個別指導では出題頻度が高い単元順に解法パターンを徹底的に学習していきます。そして、授業で扱う主な単元は下記の10単元です。残りの単元はさほど頻出ではなく、難易度も下記単元より低いため、宿題ですすめていきます。当然、質問があれば対応するという形をとっています。
授業内カリキュラム
- 数Ⅲ 微分
- 数Ⅲ 積分 5月末終了目安
- 数B 数列
- 数Ⅲ 極限 6月末終了目安
- 数C ベクトル
- 数A 確率
- 数C 二次曲線 8月末終了目安
- 数Ⅲ 無理関数
- 数B 統計的な推測
- 数C 複素数平面
- 数A 整数(数学と人間の活動) 9月末終了目安
宿題カリキュラム
- 数Ⅰ・Ⅱ 数と式
- 数Ⅰ 二次関数
- 数Ⅱ 図形と方程式
- 数Ⅱ 微分・積分
- 数Ⅰ 三角比
- 数Ⅱ 三角関数
- 数Ⅱ 指数・対数
- 数A 図形
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名古屋講師会は、愛知県名古屋市の本山で個別指導塾を運営しています。
難関国公立2次対策、医学部受験対策、難関私大対策の指導をしています。
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勉強が苦手な生徒の成績を飛躍的に上げたいという思いから設立された塾であり、
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この記事の監修
名古屋講師会 教務部長浅木真理
大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。