第4章 ターゲット19校 最短最速勉強法【私大医学部19校最短合格マニュアル】
この章では、具体的に、ターゲット19校に合格するための、各入試科目の勉強法、使用テキスト、勉強の流れを紹介していきます。
どの科目でも、基本的な勉強の仕方は同じです。
そのため、僕の担当科目である英語を主に、全科目に共通する勉強の仕方を紹介していきます。
紙面の都合上、ざっくりとしか紹介できていないところもあります。
詳細は神戸講師会のHPに随時更新していく予定です。
参考にしてください。
ちなみに神戸講師会で現在僕が授業をすることはありませんが、カリキュラムの決定や生徒のモチベーション確認などで生徒と関わっています。
お茶を飲みながら雑談をしながら話を聞くこともあります。
目次
★大切なのはしっかりとした実力
私大医学部では、英語、数学、理科2科目の配点比率は1:1:2が最も多くなっています。
ちなみに、英語の配点が高い大学は、近畿、東海、埼玉医科です。
英、数の配点が高い大学は、愛知医科をはじめ、岩手医科、川崎医科、北里、杏林、獨協医科、兵庫医科、藤田保健衛生などです。
ここで大切なのは、前の章でも書きましたが、どの科目に関しても、問題の相性というものは基本的な力を付けていれば気にする必要がありません。
そういうことに捉われ過ぎることは、かえって合格の可能性を下げることになりかねません。
大切なのは、こういった詳細な情報にとらわれるよりも、しっかりとした実力を確実につけること。
実力がしっかりとつけば、その後のちょっとした志望校別対策が非常に有意義になります。
逆に実力がなければ、いくら志望校対策をしても合格には近づけません。
そのため、直前期に問題形式を確認するくらいの目的で過去問を数年分解いておくので十分です。
各大学別の対策に惑わされずに、やるべきことをやり、確実に実力をつけること。
それが合格への正しい道筋です。
ただし、志望大学が明確に決まっている場合は、傾向を把握し、自分の弱点を強化するため、夏休み中に過去問を解いてみるのもいいでしょう。
★力を入れるべきところと抜くところ
僕は今回、この本の中で最短最速で志望校に合格する道筋を紹介していこうと思っています。
ただし、単純に速ければ速いほど良いという訳ではありません。
時間をかけてじっくり時間をかけるべきところもあります。
時間をかけるべきところ、そうでないところ。
その見極めが大切です。
例えば中学英文法で言うなら、関係代名詞は、文構造をつくる重要な単元だからしっかりと時間をかけて取り組みます。
一方、名詞、冠詞、形容詞、副詞などはざっと勉強するだけで大丈夫です。
★英語について僕の考察
埼玉医科は問題量が多く、杏林、近畿、東京医科、獨協医科はやや難しい、
ただしこれはあくまで僕の主観です。
各科目、いくつかの予備校が出している情報誌でも難易度の評価にばらつきは見られます。
僕の勉強会に来ている講師達の間で意見が割れることもありますが、それは誤差に過ぎないので、気にする必要はありません。
総合的に見て、ターゲット19校の英語は
単語はセンター試験より少し難しいレベル。
長文のレベルはほぼセンター試験と同レベルか、それより少し高いレベルです。
センター試験は目安になりやすいため、まずセンター試験を確実に八割とれる実力をつけることを目標にしてください。
ターゲット19校では、読解用の基本文法をまず押さえることにより、長文、そして文法問題、整序、英作での高得点を狙っていきます。
長文で点数を取るための勉強法は、
読解用の基本文法を勉強→長文を読みながら、文法の復習、構文、単語、熟語を覚える。
この流れが最も効果的です。
この流れで勉強すると、総合的な力がつき、長文の正答率も飛躍的に上がります。
長文で点数を取るという目的。そのために、文法、構文、単語、熟語の勉強をしていきます。
文法、構文、単語、熟語の勉強をする時には、長文問題を解くために勉強しているということを、少しでいいので意識してください。
筋トレと同じように、力をつけたい部分を意識しながらやるのとそうでないのとでは効果が違ってきます。
一部の大学でしか出ない誤文訂正や発音問題は捨てるのも作戦です。
これらの出題形式の問題は難しいため、正解する受験生が少なく、差がつきにくい問題です。
また、出題されたとしても配点が低いため、軽傷で済みます。
まず、長文を読めるかどうか、そこで大きく差がつきます。
長文のような重要度が高い問題に、より多くのエネルギーを注ぐようにしましょう。
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この記事の監修
名古屋講師会 教務部長浅木真理
大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。